あなたの頭上に未来が輝きますように・・・ 2006/12/13 (Wed)

　気付けば　大劇場では　宙組公演が千秋楽を迎えていた訳で・・・

　ごめんねー　何だか　かっしーの公演が始まった頃って、私が「愛短」祭り中なのもあって、しかも　わたさん関連の録画に追われていて　スカステ・ニュースもろくに見てなかったから、宙組の「初日」も見逃した・・・んだよね。

　無事にご贔屓さまをお見送りするも、今度はコムちゃんの退団公演が東宝劇場で始まってしまったて、「堕天使」祭りをＢＡＮＢＯＯちゃんと共に開催中だから　大劇場公演まで気が回らない。

　ＢＡＮＢＯＯちゃんは　コムちゃんファンです。　だから　かっしーに対しては　私よりも想い入れがあるらしく、コムさんの退団公演中じゃなかったら、大劇場に　かっしーを観に行くのに～・・・としきりと悔しがっておりました。

　うん。私も　わたさんの退団公演中じゃなかったら、大劇場にコムちゃんを観に行きたかったもの・・・想いは一緒だよね。

　歌劇団からしたら　退団公演はドル箱なのかもしれませんが・・・多すぎです！　あまりに続きすぎると、ファンとしては　金銭的にも　精神的にも付いていけません・・・ので、歌劇団的にはあまり得策とも思えないのですが・・・ですが・・・歌劇団的には凡人の私なんかには計り知れない計画でもおありなのでしょう。（怒）

　友人の1人が　宙組公演の前楽とサヨナラショーを観劇したそうで、その友人の感じた感想としては、雪組時代の曲も確かに歌ったそうですが、扱いは軽い雰囲気だったようです。

　友人的には複雑だったみたい。

　私はその報告を見て、何だか　かしちゃんらしい選択だなぁ～・・・と思ったりしたの。

　サヨナラショーってどうなのかな？　きっと普段の公演よりも演じるほうの意見を聞いてもらえるもののようにも　感じるんですが。（私が生サヨナラショーを観たのは、わたさんのみですが・・・）

　かしちゃんが今立っている舞台は　雪組ではなくて、宙組。

　だから　雪組時代の歌も歌うけど、ここは宙組だからあくまで雪組での歌は軽く、メインは宙組での主演作・・・といっても、「ＣＯＰＡＣＡＢＡＮＡ」だけになっちゃうけど、を冒頭にもってきたのではないでしょうか？

　と感じる。

　去年の１２月に　宙組主演男役に決まって、年明けた９月には退団発表。　かしちゃんの１作退団というのが何時、どのように決まったのかは、私には推量しかできないけど。

　何時だったとしても、ファンを大事にする　かしちゃんからしたら　葛藤やら涙を流したりした時があったと思うのですが、ちゃんとそんな想いを昇華させたからこそ　アンコールでの

　「皆さんが泣いてくださるから、私は最後まで笑顔でいられます」

　という、ファンの人を気遣う言葉が笑顔と共に出てくるのではないでしょうか？

　そんな　かしちゃんを強い人だなって思う。　素敵な人だなって思う。

　ジェンヌさんは　みな、強い人だと思っているけど、２番手時代のかしちゃんを　こんなに強い人だとは思ってなかった。

　芸風とかを見ていると、きっとやさしい人ではあるんだろうなぁ～とは感じていたけど。

　環境が人を育てるのか、大劇場という空間が育てるのか・・・

　タカラヅカの主演という立場は、求められるものが大きいよね。　わたさんが「トップの背負う羽の重みは責任の重み」と言っていたけど。

　でも、だからこそ、トップさんが充実していると、組子さん達も　どういう訳だか　キラキラとしてくるものなんだなー・・・と感じてます。（私が下級生の顔を名前を覚えたから　そう感じるだけかもしれませんが、星組しかり、雪組しかり、花組しかり）

　今回確かに、かしちゃんは　宙組で　宙組の組子さん達と１作しか一緒に公演を作っておりませんが、伝え聞いた話では、宙組生さん達もキラキラとしているそうで・・・組子さん達がキラキラしているという事は　かしちゃんは本当に充実しているんだなぁ～・・・と感じました。

　現に、ＥＮＡＫさん　がＵＰしてくれた、緑の袴姿のかっしーは　キラキラしていて本当に綺麗。

　雪組育ちのかしちゃんが初めての組替えが宙組で、その宙組でも１作しか一緒にお芝居を作る時間はなかったけれど、でもきっとあったかく宙組の組子さんから迎え入れられて、濃密な時間を過ごせたのならば、ファンとしてこんなに嬉しい事はないのではないでしょうか？

　・・・と、どんなに言葉で自分の心に帳尻を合わせてみたところで、やはり納得できないものは出来ないかも（苦笑）

　でも　それでも　かしちゃんが宙組の組子さんに囲まれて　キラキラと輝く笑顔でいられる事が　嬉しい。

　かしちゃん、るいるい、そして退団者の皆様。卒業おめでとうございます。
　
　それにしてもホント・・・歌劇団は見る目がない・・・とやっぱり思いました。

ゆるゆると時は流れていく・・・ 2006/11/08 (Wed)

　昨日は　宙次期発表がありましたねぇ

　去年の１２月に　かっしー次期宙組主演男役のお知らせがあり、まさか１年も経たないうちにまた宙組次期主演男役のお知らせを目にする事になるとは・・・なんとも感慨深いかも。

　でも、今回は順当に　タニちゃんの次期で。　まぁタニちゃんが次期主演男役になる事は　素直に心から　おめでとうと言いたいし、言えるけど、歌劇団にも言いたい事、聞きたい事があったりもします。ははは

　かっしーの１作退団のお知らせを目にした時から、まぁ・・・何というか・・・私は　歌劇団は急いでタニちゃんをトップさんにしたいんだろうなぁ～・・・という印象を受けていたりしたので。

　今回のタニちゃんの宙組次期主演男役の発表は　

　“ああっ　やっぱり”　

　と実は思ったりもしちゃいました。（苦笑）

　歌劇団が見つめる先を・・・私は聞いてみたいな・・・と思ったりも（苦笑）

　今年の初めまで　和央さんが宙組のトップさんで、タニちゃんは一応２番手さん・・・でしたけど、私が始めて観劇した「白昼の稲妻」～「ＮＥＶＥＲ　ＳＡＹ　ＧＯＯＤ　ＢＹＥ」まで　役どころとしては　２番手さんの役ではなかったと思っているのね。

　役どころとしては ３番手くらいだよね？　

　タニちゃんが演じるのは　いわいる美味しいと言われる２番手時代の悪役どころではなかったと思うの。

　まぁねぇ、タニちゃんのキャラからしたら、悪役って難しいのかもしれない。　でも私は１人で空周りしている燃費の悪そうな（みぃちゃまの表現拝借（笑）タニちゃんは　ごっつー好物なので（笑）　悪役を演じるタニちゃんも是非見てみたかったんだけどなぁ（笑）

　タカコさんがトップさんの時には　専科からガイチさんとかがいらして２番手格の役をされるのも　致し方なし・・・と思っていたの。

　だってねぇ　タカコさんとタニちゃんじゃぁ　あまりにも学年差がありすぎちゃって、バランスが取れないなぁとも思えたし。

　タカラヅカのシステムの中って、脈々と年功序列という制度はいきついているのよね。

　トップさんと２番手さんの学年差が大きいと、どうしたって２番手さんに大きな役はふれないから　その結果　専科から特出っつーのが今までの宙組だったと思うの。

　長らく　水ちゃんがタカコさんの下で　２番手格というポジションでやってはきたけど、その実やはりお芝居では　そんなに大きな扱いではなかったと思うのよね。　タカコさんの宙組初期なんかは、それじゃなくてもスター専科なんつーものも存在した訳だし。

　宙組が　タカコさんとお花ちゃんのみの中心芝居となってしまったのも　こんなところに原因があるのではなかろうか　とも思ってます。

　もし　わたさんが宙組の２番手で専科に行かずそのまま残っていたら　こんな事にはならなかったのではなかろうかと。

　わたさんの幸せは　２番手がとうこちゃんだった事。学年差が２つだもんね。　もしとうこちゃんともっと学年差があったとしたら、今回の「愛短」でのフレッドとアンソニーみたいな友人同士は出来なかったかもしれないなぁ・・・と思うの。

　コンビとして人気の１番手、２番手さん達って、ほとんど学年差がないでしょう？

　おさあさ　にしろ、コムかし　にしろ、コム水にしろ。　あさゆうひちゃんにしろ、あさ霧にしろ。昔に遡れば、ヤンみきにしろ。

　学年差がない方が　絡みが多くなるから（友人役、恋敵役　ｅｔｃ）　観劇しているこっちとしては多少　物語の筋があれれでも　楽しかったりするんだよね。　

　タニちゃんは　ちっちゃい頃から選抜を受けてきた人で、端から見ている私たちからしたら、何故にそんなに歌劇団の愛が強いのだろう？？？？と不思議に思える人だったけど、本人は大変だったのではないかなぁ～・・・と推測してます。

　月組のずんこさん主演の「ＦＡＫＥ　ＬＯＶＥ」の時なんて　タニちゃん多分えらい下級生だったと思うんだけど、いい役どころ貰っていたし。　お約束の破壊的な歌声に驚いたりしたっけ（笑）

　真琴つばささんのお披露目公演「エルドラード」では　エトワールだもんねぇ（苦笑）　その歌声に倒れました。（笑）

　けど、きっと本人は必死だったと思うよ。　与えて貰えるのは幸せな事だと部外者の私たちは思っても　与えられる本人にしたら　結果をださなくてはならない事な訳だから　大変な事だよね。

　タニちゃんはそんな劇団の有無を言わさない選抜に　答え続けてきた人だから、今回の宙組次期主演男役という立場に着くのはしごく自然な事ではなかろうかと　私個人的には納得しております。

　だから　タニちゃんの次期には何の不満もないのだが、今急いでタニちゃんをトップとするならば、かっしーと何作かコンビを組ませても面白かったのではなかろうかとも思うわけで、また２番手としての時期は大切なものだとも感じる。

　２番手って、きっと　トップになる為のお勉強期間だと思うの。

　トップさん程責任が大きくなくて、でも責任がない訳でもなくて。　そして幸せな期間であるのかもしれない。もしかしたら。

　星組の「ＮＯＷ　ＯＮ　ＳＴＡＧＥ」にて　とうこちゃんも　２番手という期間に触れた時に　私は恵まれている・・・と言ってもらったし。（多少ニュアンスは違うんだけれど　総合するとそんな意味に私はとりました）

　正直、とうこちゃんの２番手期間は　とうこちゃんファンの人をハラハラとさせるだけの期間（スターさまとしては３年前から出来あがっている人であったから）だったのかもしれませんが、タニちゃんにはそういう期間があってもよかったのではないかと思う。

　有無を言わさない抜擢で　いっぱいいっぱいの時期から　ちょっと一息ついて周囲を見渡す期間・・・になったのではないかなぁ～　なんて。

　かっしーは　退団の記者会見で、トップというゴールに届いたから　退団を決意したと言ってましたが、　私はかっしーの作り上げる宙組を見てみたかったです。

　タカコさん色の宙組が　かっしー色の宙組になるのを見たかった・・・と言ってもね・・・もうそれは見れない事は分かりきっているので・・・言うだけ野暮ですねっ。

　何はともあれ　次期宙組主演男役は　タニちゃんな訳で、タニちゃんが作り上げていく　タニちゃん色の宙組がどんな組になるのかを　楽しみにしたいなと思ってます。

　えっと・・・・お披露目の「ルパン」は斉藤先生ですかっ！　・・・ヒロインに突然神のお告げが舞い降りて（笑）突飛な行動するような事がない事を切に祈ります（苦笑）

　しかし・・・時が流れるのは本当に早い・・・